アップルを創った怪物 という本を読んだ。
この本はスティーブ・ウォズニアックが人生を回想するような感じである。500ページ弱あるが、飽きずに読み切ることができた。
誰よりも優れたものづくりをしてきたという自信が伝わった。実際に凄い人だと思う。この本によると、家庭用コンピュータが普及した今ならソフトウェアで作るであろうものをウォズニアックは少年時代にハードウェア(回路というべきか)で作成しているし、ウォズニアックは家庭用コンピュータの普及そのものに貢献している。
ハードウェアもソフトウェアもできる人は格好良い。回路設計をしていくうちにコンピュータに出会ったウォズニアックにとってソフトウェアはハードウェアの延長なのかもしれない。
発明品には技術的な説明もされている。どれも「まあエンジニアなら分かるよね」って感じで締めくくられるのだが、はっきりいってわからない。
ウォズニアックはいたずらが大好きのようで、その中には度を越しているように感じるものがあったが、人はこういうことを通じて社会性とか良識を身につけるのではないかと思い直した。
会社を立ち上げるという考えはなかったらしいウォズニアックに対して、ジョブズのお金は損するかもしれないが自分の会社が持てるチャンスだという説得は、本心だとしても話術だとしてもカリスマ性を感じた。
ウォズニアック自身が作ったアップルI、アップルIIの成功とマーケティング部門の偉い人たちが主導して作ったアップルIIIの失敗を散々語ったのち、当たり前を覆すレベルのものは大人数では作れないので一人でやれというような主張は印象的だった。創造には1人の時間が大切なのだということが 内向型を強みにする に書かれていた記憶があるが、どうもウォズニアックも同様の考え方らしい。
自分は発明家やアーティストに憧れるので、エンジニアはアーティストなのだという主張は非常に興味深かった。
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