日本一敵が少ない弁護士が教える7タイプ別交渉術 という本を読んだ。
まず、人を型にはめて扱うのはなんだか気が引ける。あなたはAパターンだからこうしてやる、みたいなやり方があるのは分かるが、それはなんだかぞんざいな扱い方のような気がするのだ。自分が言われたらムッとするに違いない。露骨にそんなことを言う人は居ないかもしれないが、人をやり込んでやろうという考え方は絶対に言動や印象ににじみ出ると思う。
そして自分は本を読んだところでそんなに達者にはなれない。もともと自分は駆け引きが好きじゃないし、得意だとも思わない。駆け引きをやり合ったとき、他の人達のほうが二枚も三枚も上手なはずだ。テクニックでいなすことは難しいので、方法として知るだけで十分かもしれない。
そういうわけで、この本の本筋ではないが、前半にあった以下のみを意識したいと思う。これらの理解や実践は今の自分にもきっと出来るはずだ。
- 交渉は勝ち負けではなく、問題を解決する手段である。交渉相手は敵ではなく問題解決のパートナーである。
- 意見が対立するときは、自分の主張をしっかり相手に伝え、理解してもらい、相手の主張をしっかり聴いて、自分が理解すること。どちらか一方が全ての主張を言い切るまで、他方は反論したりせず、すべてを聞いて理解する。
- 相手の意見を理解し、共感を示す。よく聴く。
7タイプは相手をどれかに分類して交渉を有利に進めることを目的に紹介されている。抵抗を感じるが役に立つかもしれないので一応考えてみる。
人は立場で言動を変えるところがある。例えば表向きは人助けタイプでも内心は勝敗タイプということもあり得るだろう。表向きと内心とで異なる場合、内心に訴えた方が響くだろう。そして内心はどうかというのは普段から深く付き合わないとわからないだろう。この点でこのやり方は自分の不得意な分野だと言える。そして相手のタイプによって自在に言動を切り替えられる自分が想像できない。
自分は、成功追求タイプ、ロジカルタイプ、人助けタイプのまだら模様かもしれない。「今のままだと失敗するよ」とか「君の今までの言動だとこうすべきじゃないの」とか「君じゃないとできないことだ」などを人から言われると自分は無視できなくなるだろう。逆に「君にとって損なんだよ」「得なんだよ」みたいな説得をされてもあまり響かない気がする。内向性と外向性がグラデーション状になっているのと同様に、1つのタイプ一辺倒ということはなく、複合しているのが普通かもしれない。
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